第1回
ペレグリン デザイン代表/フォトグラファー
見城 了さん

今や仕事も多様化の時代。スタイリストやモデルといった本業と並行して、クリエイティブな仕事を掛け持ちするのは現代ではそう珍しいことではない。
ただほとんどの場合、どうしてもどちらかに比重は偏りがちだ。メインの仕事とサブワーク。お金を稼ぐ仕事と好きなこと、といった具合に。
そんな中で、2つの異なる仕事をハイレベルで継続し続ける人がいる――。
今回お話を伺ったのは、ペレグリン デザインというアウトドアブランドの代表でありながら、数々の瞬間を写真におさめるフォトグラファーでもある見城さん。2つの仕事はそれぞれが独立したものなのか。はたまた密接に結びついているものなのか。
アメリカ発祥の老舗ブランド「ペンフィールド」が今注目するブランドにスポットを当てるこの短期集中連載。
第1回はペンフィールドとのコラボレーションも話題の、アウトドア界きっての二刀流が手掛ける「ペレグリン デザイン」にスポットを当ててみた。

第1回
ペレグリン デザイン代表
/フォトグラファー

見城 了さん

今や仕事も多様化の時代。スタイリストやモデルといった本業と並行して、クリエイティブな仕事を掛け持ちするのは現代ではそう珍しいことではない。
ただほとんどの場合、どうしてもどちらかに比重は偏りがちだ。メインの仕事とサブワーク。お金を稼ぐ仕事と好きなこと、といった具合に。
そんな中で、2つの異なる仕事をハイレベルで継続し続ける人がいる――。
今回お話を伺ったのは、ペレグリン デザインというアウトドアブランドの代表でありながら、数々の瞬間を写真におさめるフォトグラファーでもある見城さん。2つの仕事はそれぞれが独立したものなのか。はたまた密接に結びついているものなのか。
アメリカ発祥の老舗ブランド「ペンフィールド」が今注目するブランドにスポットを当てるこの短期集中連載。
第1回はペンフィールドとのコラボレーションも話題の、アウトドア界きっての二刀流が手掛ける「ペレグリン デザイン」にスポットを当ててみた。

 

Interview

Interview

もともとアウトドアには関心があったんですか?

そうですね。自然の中で生まれ育ったので。子供の頃は栃木県の大田原市というところにいました。のちに忍者で有名な三重の伊賀上野に引っ越すのですが、ずっと山育ちですね。伊賀にはため池がたくさんあって、そこでヘラブナ釣りをしたりして遊んでいました。まわりの大人たちは昔ながらのわな猟を仕掛けたりしていて、そのころの記憶はずっと残っていますね。言ってみれば僕の原風景かもしれません。
大人になってからも、時間ができれば野山に向かいます。祖父が雑木林を持っていたのですが、里山って手入れをしないとすぐに荒れちゃうんですよ。そこも荒れ放題になってしまっていたので、ここ数年は時間をみつけては少しずつ手を入れています。父親は最近、ミツバチを呼び寄せる巣箱をつくったり、フクロウの巣箱を設置したりして楽しんでいるみたいです。行く行くはプライベートキャンプ場みたいにして遊べたらと思っています。思えば子どものころから遊び方はあまり変わってないかな(笑)

もともとアウトドアには関心があったんですか?
 

そうですね。自然の中で生まれ育ったので。子供の頃は栃木県の大田原市というところにいました。のちに忍者で有名な三重の伊賀上野に引っ越すのですが、ずっと山育ちですね。伊賀にはため池がたくさんあって、そこでヘラブナ釣りをしたりして遊んでいました。まわりの大人たちは昔ながらのわな猟を仕掛けたりしていて、そのころの記憶はずっと残っていますね。言ってみれば僕の原風景かもしれません。
大人になってからも、時間ができれば野山に向かいます。祖父が雑木林を持っていたのですが、里山って手入れをしないとすぐに荒れちゃうんですよ。そこも荒れ放題になってしまっていたので、ここ数年は時間をみつけては少しずつ手を入れています。父親は最近、ミツバチを呼び寄せる巣箱をつくったり、フクロウの巣箱を設置したりして楽しんでいるみたいです。行く行くはプライベートキャンプ場みたいにして遊べたらと思っています。思えば子どものころから遊び方はあまり変わってないかな(笑)

 

とすると、アウトドアのブランドを立ち上げたのは必然だったんですね。

どうなんでしょう?昔から工作とかものを作るのは好きでした。最初はカメラ一本で仕事をしていたんですけどね。20代前半までは、色んなアルバイトしながらフラフラしていたんですが、写真に出会ってスタジオに入ったり、個人アシスタントに付いたりして技術を覚えて独立して、色んな仕事をいただけるようになってだんだん視野が広がっていって。はじめはファッションと広告の仕事がメインだったんですが、気が付くと旅とかアウトドアの仕事も増えて行って。そんな中で今の自分につながるようなキーパーソンと言えるような人たちに会う機会がありました。

それは、どんな人ですか?

スタイリストの岡部君と、バンブーシュートの甲斐君、それにマウンテンリサーチを主宰する小林節正さんです。だいたい13~14年くらい前ですかね。小林さんがブランドをジェネラルからマウンテンに移行するあたりですごく忙しい時期だったと思うんですけど、僕と甲斐君と岡部くんはほぼ同年代なんですが、同時にキャンプや登山にハマっていた時期があって。その時期に小林さんが僕等のことを何かとかわいがってくれてよく一緒にキャンプに行ってたんですよ。そこで小林さんがバイヤー・オブ・メインのテーブルを使っていて。

キャンプファニチャーの名品ですね。

そうですね。今でもありますが、その頃の小林さんはいつもアメリカ製のMoss のテントとタープにByerのテーブルで。そこで初めてByerという、Made in USAのキャンプ用の木のファニチャーがあることを知ったんです。ああ、ウッドのこの質感っていいなあって思って。森の国でもあるのに日本製でこういうのないな?なんで無いんだろ?無いのなら自分で作れるんじゃないか?って思ったのが始まりですね。

とすると、アウトドアのブランドを立ち上げたのは必然だったんですね。

どうなんでしょう?昔から工作とかものを作るのは好きでした。最初はカメラ一本で仕事をしていたんですけどね。20代前半までは、色んなアルバイトしながらフラフラしていたんですが、写真に出会ってスタジオに入ったり、個人アシスタントに付いたりして技術を覚えて独立して、色んな仕事をいただけるようになってだんだん視野が広がっていって。はじめはファッションと広告の仕事がメインだったんですが、気が付くと旅とかアウトドアの仕事も増えて行って。そんな中で今の自分につながるようなキーパーソンと言えるような人たちに会う機会がありました。

それは、どんな人ですか?

スタイリストの岡部君と、バンブーシュートの甲斐君、それにマウンテンリサーチを主宰する小林節正さんです。だいたい13~14年くらい前ですかね。小林さんがブランドをジェネラルからマウンテンに移行するあたりですごく忙しい時期だったと思うんですけど、僕と甲斐君と岡部くんはほぼ同年代なんですが、同時にキャンプや登山にハマっていた時期があって。その時期に小林さんが僕等のことを何かとかわいがってくれてよく一緒にキャンプに行ってたんですよ。そこで小林さんがバイヤー・オブ・メインのテーブルを使っていて。

キャンプファニチャーの名品ですね。

そうですね。今でもありますが、その頃の小林さんはいつもアメリカ製のMoss のテントとタープにByerのテーブルで。そこで初めてByerという、Made in USAのキャンプ用の木のファニチャーがあることを知ったんです。ああ、ウッドのこの質感っていいなあって思って。森の国でもあるのに日本製でこういうのないな?なんで無いんだろ?無いのなら自分で作れるんじゃないか?って思ったのが始まりですね。

 

フォトグラファーがアウトドアブランドを立ち上げる原点ですね。
迷いはなかったんですか?
 

フォトグラファーがアウトドアブランドを立ち上げる原点ですね。
迷いはなかったんですか?

あまり無かったですね。欲しいものがないなら自分で作っちゃえっていう、今思うとすごく安易な考えから(笑)もちろん小林さんからの影響もありました。発想も自由で制限がないし、動くのも早い。ありがたいことに今でもたまに仕事や遊びでちょくちょくご一緒させていただいてますが、僕は尊敬をこめて大佐、ジェネラルって心の中で勝手に呼んでいます(笑)。いつ会っても、必ず新しい刺激を受けます。

あまり無かったですね。欲しいものがないなら自分で作っちゃえっていう、今思うとすごく安易な考えから(笑)もちろん小林さんからの影響もありました。発想も自由で制限がないし、動くのも早い。ありがたいことに今でもたまに仕事や遊びでちょくちょくご一緒させていただいてますが、僕は尊敬をこめて大佐、ジェネラルって心の中で勝手に呼んでいます(笑)。いつ会っても、必ず新しい刺激を受けます。

 

とくにどういうところに影響を受けていますか?

面白いと思ったことはフィルター無しで面白がってくれるところとか。好奇心とか探究心を制限しない姿勢と言うか。真似するって悪いことじゃないっていう姿勢とか。
今は木のテーブルを作っているメーカーも増えましたが、ブランドを立ち上げた10年ほど前はバイヤー以外はほぼ皆無に近かったんですよ。カーミットチェアも、今でこそ模倣品も出回る様になってますけど、僕が十数年前にアメリカから通販で買った時には、僕以外に周りに誰も持っている人もいなかったんです。日本にはまだトータルで一桁しかなかったと思います。それを、こんなすごい椅子を見つけた!って言って興奮して小林さんと岡部くんに見せたら、翌日にはもう発注していて、次に会った時には4脚揃えていて、更に張り替え用の座面まで作ってあって、これやるよ!って言ってその張替え用の座面をくれたり。木でできたアウトドアテーブルが欲しいなと思って、日本なら杉の木だろうということで、素材に圧縮杉を使いだしたんです。
それがペレグリン デザインの始まりです。

ペレグリン デザインの商品はモノによっては何カ月も納品待ちだったりしますよね。
それほどファンが多い?

いやいや、そんなことはないです。モノと時期によっては、だと思います。でも、待っていてくれるのは有り難いことですよね。感謝しかありません。できるだけお待ちいただかなくていいようにしたいんですが、少数生産だったりするとなかなか進まなかったりします。

とくにどういうところに影響を受けていますか?

面白いと思ったことはフィルター無しで面白がってくれるところとか。好奇心とか探究心を制限しない姿勢と言うか。真似するって悪いことじゃないっていう姿勢とか。
今は木のテーブルを作っているメーカーも増えましたが、ブランドを立ち上げた10年ほど前はバイヤー以外はほぼ皆無に近かったんですよ。カーミットチェアも、今でこそ模倣品も出回る様になってますけど、僕が十数年前にアメリカから通販で買った時には、僕以外に周りに誰も持っている人もいなかったんです。日本にはまだトータルで一桁しかなかったと思います。それを、こんなすごい椅子を見つけた!って言って興奮して小林さんと岡部くんに見せたら、翌日にはもう発注していて、次に会った時には4脚揃えていて、更に張り替え用の座面まで作ってあって、これやるよ!って言ってその張替え用の座面をくれたり。木でできたアウトドアテーブルが欲しいなと思って、日本なら杉の木だろうということで、素材に圧縮杉を使いだしたんです。
それがペレグリン デザインの始まりです。

ペレグリン デザインの商品はモノによっては何カ月も納品待ちだったりしますよね。
それほどファンが多い?

いやいや、そんなことはないです。モノと時期によっては、だと思います。でも、待っていてくれるのは有り難いことですよね。感謝しかありません。できるだけお待ちいただかなくていいようにしたいんですが、少数生産だったりするとなかなか進まなかったりします。

 

どうしてですか?

他とはちょっと違うものを作ろうとすると、簡単にできない工程とかポイントがでてきたり、面倒な箇所があったりするんです。たとえば最初に作ったアイテムは、真ん中で翼のように開いて設置できる“ ウイングテーブル ”というものなんですが、これをスムーズに開くようにするためのオリジナルのステンレスの金具を作るのにすごく手間暇と原価がかってしまったり。普通だったら既存のもので済ましてしまうと思うのですが、その頃はまだこういう木のテーブルがなかったので、どうしていいかも分からなかったし、これが一番良いと思ったんですよね。

どうしてですか?
 

他とはちょっと違うものを作ろうとすると、簡単にできない工程とかポイントがでてきたり、面倒な箇所があったりするんです。たとえば最初に作ったアイテムは、真ん中で翼のように開いて設置できる“ ウイングテーブル ”というものなんですが、これをスムーズに開くようにするためのオリジナルのステンレスの金具を作るのにすごく手間暇と原価がかってしまったり。普通だったら既存のもので済ましてしまうと思うのですが、その頃はまだこういう木のテーブルがなかったので、どうしていいかも分からなかったし、これが一番良いと思ったんですよね。

 

それでもそこは譲れない。

そうですね。その結果どうしても単価も上がってしまうし、生産数も限られて来るんですが、どっちみち安価で売られてるアウトドアテーブルと価格勝負はできないですし、そのつもりもないので、やっぱり少し高くなったとしても、こだわって作っているから信頼してくれているのかもしれないですね。それがブランドの色とか特色になってくるんだと思いますし。だってこの金具なんて、表からは全く見えませんからね(笑)。

伝わる人にはしっかり伝わるはず、と。そんなこだわりが評判を呼んで、一躍知られる存在に。

おかげさまで少しずつ知られるようになりました。買ってくれる人がいるから、そのお金で次のギアが作れる。ずっとその繰り返しです。言い方を変えると自転車操業(笑)。でもそうやって続けられるのが喜びでもありますし、有り難いことです。それに、人との出会いとサポート、つながりですね。 色々とコラボレーションした商品もありますが、昔からの知り合いだったり、ペレグリンを展開していく中で知り合ったりした知人や友達と、自然に発生して来たものがいくつもあります。今もいくつか進行中のものもあります。ここではまだ言えないんですが。。

それでもそこは譲れない。

そうですね。その結果どうしても単価も上がってしまうし、生産数も限られて来るんですが、どっちみち安価で売られてるアウトドアテーブルと価格勝負はできないですし、そのつもりもないので、やっぱり少し高くなったとしても、こだわって作っているから信頼してくれているのかもしれないですね。それがブランドの色とか特色になってくるんだと思いますし。だってこの金具なんて、表からは全く見えませんからね(笑)。

伝わる人にはしっかり伝わるはず、と。そんなこだわりが評判を呼んで、一躍知られる存在に。

おかげさまで少しずつ知られるようになりました。買ってくれる人がいるから、そのお金で次のギアが作れる。ずっとその繰り返しです。言い方を変えると自転車操業(笑)。でもそうやって続けられるのが喜びでもありますし、有り難いことです。それに、人との出会いとサポート、つながりですね。 色々とコラボレーションした商品もありますが、昔からの知り合いだったり、ペレグリンを展開していく中で知り合ったりした知人や友達と、自然に発生して来たものがいくつもあります。今もいくつか進行中のものもあります。ここではまだ言えないんですが。。

 

それは楽しみです。
コラボといえば、ペンフィールドとのダブルネームもありますね。
 

それは楽しみです。
コラボといえば、ペンフィールドとのダブルネームもありますね。

はい、今回はコースターとアルマジロテーブルを一緒に作りました。ペンフィールドの方とはフェスで偶然知り合ったんですが、僕のギアをとてもおもしろがってくれて。いろいろ話すうちに意気投合して、一緒にやってみたいなと思うようになって。ショップオープン記念のコースターは、初めてタモ材で作ってみました。圧縮杉とはまた違った風合いがとても良くて、これはレギュラー化しても良いかも?って思ってしまいました(笑)

はい、今回はコースターとアルマジロテーブルを一緒に作りました。ペンフィールドの方とはフェスで偶然知り合ったんですが、僕のギアをとてもおもしろがってくれて。いろいろ話すうちに意気投合して、一緒にやってみたいなと思うようになって。ショップオープン記念のコースターは、初めてタモ材で作ってみました。圧縮杉とはまた違った風合いがとても良くて、これはレギュラー化しても良いかも?って思ってしまいました(笑)

 

アルマジロテーブルは取り扱い説明書もかわいいですね。

これ実は僕の手描きのイラストなんです。アイテムを考えて、製品化して、ビジュアルを撮影して、取説も描く(笑)。本当に何でも屋です。でもこういうふうにモノ作りもカメラも線でつながっているから違和感なくやれているのかもしれない。アルマジロテーブルのネーミングの由来ですが、基本的にテーブルやチェアなどの家具類は動物の名前をつけるようにしています。このテーブルは小さく丸められるところが、アルマジロっぽいなって。

アルマジロテーブルは取り扱い説明書もかわいいですね。
 

これ実は僕の手描きのイラストなんです。アイテムを考えて、製品化して、ビジュアルを撮影して、取説も描く(笑)。本当に何でも屋です。でもこういうふうにモノ作りもカメラも線でつながっているから違和感なくやれているのかもしれない。アルマジロテーブルのネーミングの由来ですが、基本的にテーブルやチェアなどの家具類は動物の名前をつけるようにしています。このテーブルは小さく丸められるところが、アルマジロっぽいなって。

 

ペンフィールドもクマがモチーフ。

そうですね。ちょっとキツネっぽいですけどね(笑)。やっぱり動物をはじめとする自然とか野生を身近に感じられるっていうのはアウトドアの本質だと思っています。あと僕はスティーブ・ジョブズとApple製品が好きで、かつてアップルがOSに動物の名前をつけていたので、その影響もあります。

見城さんがコラボしたいと感じた、ペンフィールドの魅力とはいったいどこにあるんでしょうか?

アメリカ発で伝統があるというのももちろんそうですけど、ペンフィールドはポーラテックを初めてアウターに採用するなど現代的で、挑戦的な側面もある。歴史にあぐらをかくのでなく、新しいことにも同時に取り組んでいる。僕も昔ながらの木材を使い、これまでにあったものの影響は受けつつ、どこかに新しいアイデアを盛り込んだアイテムづくりをしようと心がけています。そういうところに惹かれますね。
僕はパタゴニアも好きなんですが、その理由は、既成概念から自由で、反骨心とクレバーさを感じるから。その2つを兼ね備えているブランドはやっぱり魅力的だなと思います。

ペンフィールドもクマがモチーフ。

そうですね。ちょっとキツネっぽいですけどね(笑)。やっぱり動物をはじめとする自然とか野生を身近に感じられるっていうのはアウトドアの本質だと思っています。あと僕はスティーブ・ジョブズとApple製品が好きで、かつてアップルがOSに動物の名前をつけていたので、その影響もあります。

見城さんがコラボしたいと感じた、ペンフィールドの魅力とはいったいどこにあるんでしょうか?

アメリカ発で伝統があるというのももちろんそうですけど、ペンフィールドはポーラテックを初めてアウターに採用するなど現代的で、挑戦的な側面もある。歴史にあぐらをかくのでなく、新しいことにも同時に取り組んでいる。僕も昔ながらの木材を使い、これまでにあったものの影響は受けつつ、どこかに新しいアイデアを盛り込んだアイテムづくりをしようと心がけています。そういうところに惹かれますね。
僕はパタゴニアも好きなんですが、その理由は、既成概念から自由で、反骨心とクレバーさを感じるから。その2つを兼ね備えているブランドはやっぱり魅力的だなと思います。

 

そんな思いを乗せて、今制作中のアイテムはどんなものでしょうか?
 

そんな思いを乗せて、今制作中のアイテムはどんなものでしょうか?

蝦夷シカの角を取り入れたブラスターです。焚き火に息を送りこむ棒で、僕のは先にカエシがついていて炭を動かしたりもできるようになっています。持ち手の部分2カ所がシカの角です。今シカが増えすぎて駆除対象になっているので、少しでも有効に使いたいと思って。ウッドもそうだし、シカの角もそうですが、やっぱりこういう自然素材はどこかほっとするし、なごみます。人工的なものよりどうしても高くなりますが、アウトドアを好きな人ってそういうなごみ感みたいなものを無意識に求めているのかもしれないですね。

蝦夷シカの角を取り入れたブラスターです。焚き火に息を送りこむ棒で、僕のは先にカエシがついていて炭を動かしたりもできるようになっています。持ち手の部分2カ所がシカの角です。今シカが増えすぎて駆除対象になっているので、少しでも有効に使いたいと思って。ウッドもそうだし、シカの角もそうですが、やっぱりこういう自然素材はどこかほっとするし、なごみます。人工的なものよりどうしても高くなりますが、アウトドアを好きな人ってそういうなごみ感みたいなものを無意識に求めているのかもしれないですね。

 

最後に、ペンフィールドとのコラボアイテムも含めて、ペレグリンのアイテムをどう使ってほしい、みたいなのはありますか?

もうその人の好きなように、自由に使ってほしいですね。
たとえば僕がブランドとして2つめに作ったアイテムが木組みの鍋敷きなんですが、熱いダッチオーブンを乗せると焦げてしまうことも。でもそれがまたいい味だったりする。木を組み合わせる構造なのでバラバラに分解できるんですが、水に濡れると木が膨張して外れなくなってしまうこともあります。でも気にせずそのまま使ってくれれば全然いいと思うし。
丁寧にきれいに使うのもアリだし、遠慮なくヘビーデューティな使い方をしてくれても嬉しい。アウトドアは自由なのが最大の魅力ですからね。

最後に、ペンフィールドとのコラボアイテムも含めて、ペレグリンのアイテムをどう使ってほしい、みたいなのはありますか?
 

もうその人の好きなように、自由に使ってほしいですね。
たとえば僕がブランドとして2つめに作ったアイテムが木組みの鍋敷きなんですが、熱いダッチオーブンを乗せると焦げてしまうことも。でもそれがまたいい味だったりする。木を組み合わせる構造なのでバラバラに分解できるんですが、水に濡れると木が膨張して外れなくなってしまうこともあります。でも気にせずそのまま使ってくれれば全然いいと思うし。
丁寧にきれいに使うのもアリだし、遠慮なくヘビーデューティな使い方をしてくれても嬉しい。アウトドアは自由なのが最大の魅力ですからね。

 

Editor's Note

作り手が細部にまでこだわり抜いたアイテムを提供し、あとは人それぞれの使い方を楽しんでもらう。
これはペレグリンのギアも、ペンフィールドのウエアも共通する思いなのだろう。
ふと事務所の壁に目をやると、クラッシュの名盤「ロンドン・コーリング」のジャケをモチーフにした「マウンテン・コーリング」が描かれたペレグリンのオリジナルTシャツが目に飛び込んできた。

Editor's Note

 

パンクの名盤とアウトドアという組み合わせがちょっと意外な気がして、その意図を聞いてみたところ「The Clashが好きっていうのが第一にあります。前から温めていたアイデアでもあったのとサンプリング、カット&ペーストのやり方として面白いかなと思って。音楽からの影響は強いです。色んなギミックとかアイデアのつなぎ合わせなところとか。パンクもヒップホップもR&Bも、良いと思うものは何でも聞きます。先ずは自分でやってみるDIYの精神とか。でもそこに強いこだわりはないです。何かものを作って売ろうとすると、金額面とか工程とか、色んな制約は絶対について回ります。でも、できるだけ捕らわれずに、面白いと思ったことを形にできたらと思います。できるだけたくさんの人が喜んでくれるものが作れたら嬉しいです。」との答えが返ってきた。

アウトドアブランドの運営とフォトグラファーという、既成概念に捕われずに物作りをするスタイルは、ブランドの名前の由来であるPeregrine=自由に大空を飛び回るハヤブサのように自由自在でした。

作り手が細部にまでこだわり抜いたアイテムを提供し、あとは人それぞれの使い方を楽しんでもらう。これはペレグリンのギアも、ペンフィールドのウエアも共通する思いなのだろう。
ふと事務所の壁に目をやると、クラッシュの名盤「ロンドン・コーリング」のジャケをモチーフにした「マウンテン・コーリング」が描かれたペレグリンのオリジナルTシャツが目に飛び込んできた。
パンクの名盤とアウトドアという組み合わせがちょっと意外な気がして、その意図を聞いてみたところ「The Clashが好きっていうのが第一にあります。前から温めていたアイデアでもあったのとサンプリング、カット&ペーストのやり方として面白いかなと思って。音楽からの影響は強いです。色んなギミックとかアイデアのつなぎ合わせなところとか。パンクもヒップホップもR&Bも、良いと思うものは何でも聞きます。先ずは自分でやってみるDIYの精神とか。でもそこに強いこだわりはないです。何かものを作って売ろうとすると、金額面とか工程とか、色んな制約は絶対について回ります。でも、できるだけ捕らわれずに、面白いと思ったことを形にできたらと思います。できるだけたくさんの人が喜んでくれるものが作れたら嬉しいです。」との答えが返ってきた。


 

アウトドアブランドの運営とフォトグラファーという、既成概念に捕われずに物作りをするスタイルは、ブランドの名前の由来であるPeregrine=自由に大空を飛び回るハヤブサのように自由自在でした。